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海の幸だけじゃない… クルマで行きたい、おすすめの下関グルメスポット

山口県西部、本州の最西端に位置する下関は、九州から本州への玄関口である。関門海峡を目の前に、歴史的な名所や名勝も多い。海の幸も多く水揚げされ、年間を通じて美味しい海の幸が堪能できる。今回は、そんな下関にある車で行きたいグルメスポットを紹介する。

春帆楼 下関本店

下関が世界に誇る名物として名高いのが、「ふぐ」である。南風泊市場は、日本広しと言えどたった1つしかないふぐの専門卸売市場だ。各地の漁場や漁港から、この市場を目指してふぐが集まってくる。

極上のふぐを提供する店舗が多い下関でも、『春帆楼(しゅんぱんろう) 下関本店』は名店としての呼び声高い。なぜなら、日本の初代内閣総理大臣・伊藤博文が国内で初めてふぐ料理公許第1号を認めた老舗中の老舗であるから。

さらに、春帆楼は1895年に日清講和談判場としても利用された、歴史上においても重要度の高い割烹旅館である。

ここで提供されるのは、もちろんふぐを中心とした料理の数々だ。熟達の職人技により、絢爛豪華な彩色が施された大皿が透けて見えるほど薄く切られたとらふぐの薄造りは、歯ざわりも抜群でたんぱくかつ上品。フルコースでは、唐揚げやしらこの酒蒸しに雑炊と、余すことなくとらふぐを堪能できる。

店舗自体は、中国自動車道下関ICより車でおよそ10分の場所に位置している。下関を代表する料亭だ。

春帆楼 下関本店

アクセス:小倉駅から車で約35分
引用: 春帆楼 下関本店 公式サイト

元祖瓦そば たかせ 本館

下関の郷土料理として古くから愛される瓦そば。『元祖瓦そば たかせ 本館』は、そんな瓦そばの元祖だ。下関の奥座敷と呼ばれる川棚温泉街に店を構える本店は、古民家をイノベーションした趣のある造りとなっている。

中国自動車道小月ICが最寄りインターで、高速を降りて国道491号線を走ることおよそ20分の立地だ。

提供される瓦そばは、明治10年の西南の役にて熊本城を取り囲んだ薩軍の兵士たちが瓦を用いて野草や肉を焼いて食していたという話を聞いた創設者・高瀬慎一氏が考案したオリジナルメニュー。

1962年に誕生した瓦そばは、北海道産のそば粉に京都産の宇治抹茶を練り込んだ蕎麦に肉や薬味、レモンと卵を乗せて瓦の上で焼いたものだ。それを、独自の濃いめのつゆに付けてすする。瓦の上で焼けてぱりぱりになった蕎麦は、弾けるような食感と抹茶の香りが素晴らしい。つゆ自体は濃厚であるものの、ネギやもみじおろし、レモンのお陰で風味が引き立ちつつ爽やか。下関のみならず、いつしか山口県民の献立として広まった絶品瓦そばを一度はご賞味あれ。

元祖瓦そば たかせ 本館

アクセス:中国自動車道小月ICから車で約20分
引用:元祖瓦そば たかせ 本館 公式サイト

下関くじら館

山口県・下関がくじらと関りの深い町であることは、意外と知られていない。古くは弥生時代に鯨の骨を使ったアワビオコシを作り、明治時代には近代捕鯨が確立されたことで、加工と販売の基地となった。

その後、一旦は中止していた捕鯨であるが、終戦後には貴重なたんぱく質の確保のために再開。昭和30年から40年代に掛けて、水揚げされたくじらの肉は2トンにも及んでいたという。

そのような歴史的背景もあり、下関は今でもくじらの街だ。調査捕鯨のために漁獲されたくじらを味わうことができる。その先頭に立つのが『下関くじら館』だ。

中国自動車道下関ICを最寄りとし、高速を降りたら県道57号線を経由して国号9号線を走ろう。インターからは、およそ10分の場所にある。

下関くじら館は、「鯨は大衆の食べ物」をモットーに掲げる店舗だ。そのため、メニューは非常にリーズナブル。誰でも気兼ねなく、くじらでお腹いっぱいになれるだろう。

下関の学校給食でも出されるというポピュラーな「くじら竜田揚げ」や「くじら串カツ」といった揚げ物を始め、尾羽や舌・内蔵類を盛り合わせた「珍味各種」が人気メニュー。居心地の良い店内で、下関ならではのくじら料理を堪能しよう。

下関くじら館

アクセス:中国自動車道下関ICから車で約10分
引用:下関くじら館 公式サイト

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とらふぐ、瓦そばにくじら、下関だからこそ味わいたいグルメを紹介した。これら以外にも、下関には魅力的なグルメスポットが数多く存在する。北九州に近いことから、本格的な豚骨ラーメンが食べられる店や下関の台所と言われている「唐津市場」では、新鮮な海の幸をその場で食べられる屋台が立ち並ぶ。

下関に寄った際は、美味しいグルメツアーを堪能してほしい。

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