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【ベントレー ベンテイガ】改良のデザインはどう変化した?

2020年6月30日、デジタルワールドプレミアにて、ベントレーの改良新型「ベンテイガ」が発表された。2015年に初代モデルを発表以降、5年間のうち約2万台もの売上を誇る人気のSUVだ。今回は、そんな新型ベンテイガのデザインに焦点を当て、どんなふうに生まれ変わったのかじっくり解説していこう。

ついに!新しく生まれ変わったベントレー「ベンテイガ」が登場

2020年6月30日、英国時間6月30日16:00(日本時間7月1日 0:00)にベントレーモーターズによるデジタルワールドプレミアが配信された。今回発表されたのは、ベントレーの中でも根強い人気を誇るSUVモデル「ベンテイガ」だ。

ベントレーならではのラグジュアリー性とSUVとしてのパフォーマンス力を活かし、さらなる高級SUVとして生まれ変わっている。その開発コンセプトは、「究極のパワー、ラグジュアリー、使いやすさ」だ。

これまで数多くのベントレーモデル開発にあたる中で培ってきた技術を活かし、SUVとしてのパフォーマンス力を向上するほか、先進技術を豊富に詰め込んだ特別な1台へと仕上がっている。

特に注目すべき点は、まったく新しくなったエクステリアデザインだろう。ベントレーの開発モデル全体に普及するブランド性を継承しながらも、SUVとしての威厳を放つダイナミックな外観が作り込まれている。

最高級のSUVとして生まれ変わった「ベンテイガ」のエクステリアデザイン

では、さっそく生まれ変わったベンテイガのエクステリアデザインについて、説明していこう。最新のベンテイガは、スタイリッシュで目的のあるSUVを目指し、ボディの前部・後部すべてのパネルをよりクリーンでモダンな外観に変更させた。

どの角度から見ても自身に満ち溢れたSUVを強調するため、誇り高きグリル焦点を絞った楕円形のヘッドライトによって、より現代的でモダンな表現を施している。このヘッドライトは、ベントレー史上初の試みだ。カットクリスタルデザインを採用することで、点灯していない時も輝きを放つ。

こうした複雑なデザインの細部は、第3世代の「コンチネンタルGT」や新しい「フライングスパーリムジン」といったベントレーモデルの最新メンバーからインスピレーションを得ているだろう。

また、従来よりも大きく直立した新しいマトリックスグリルにより、より優雅なプロファイルを確立している。さらに、新しいLEDマトリクスヘッドランプを離したことで、30mmほど高くなっているのも特徴の一つだろう。

タイヤには、印象的な22インチホイールを採用するほか、デザイン展開も5種類まで拡大。アーチ内のホイール横方向位置を調整することで、よりダイナミックな印象に改善された。

既に100色を超えるベンテイガのカラー展開に、新たなパレットが2種類追加されている。1つ目は、EXP 10 Speed 6コンセプトカーの色にインスピレーションを受けた「Viridian」である。こちらは、メタリックグリーンの濃い色調だ。2つ目は、「Patina」は高級感を意識されたミッドトーンオフである。

新たな2色が仲間入りすることで、ベンテイガは合計110色のカラーパレット展開となった。数多くのベントレーモデルは107色となっているため、ベントレー史上の中でもより幅広いカラーバリエーションを誇るだろう。

細部までこだわり抜かれた職人技が光るインテリアデザイン

新しいベンテイガには、高級素材と精巧な職人技を駆使し、近代化されたインテリアデザインが採用されている。これにより、さらなる上質なSUVとしての確立を果たす。これまでも、卓越したビルド品質やリラックスできる空間づくりや豪華な演出に高い評価を受けてきたベンテイガだが、新しいモデルはより一層こうしたポイントに力をいれている。

センターコンソール、シート、ドアトリムの大幅な変更に加え、顧客が気づかない部分のディテールにもこだわっている。たとえば、ドアの新しい水平のグラブハンドルや、独自のシートステッチだ。このような微々たる変貌により、顧客自身が発見の旅に出かける醍醐味もあるだろう。

さらに、新しいベンテイガは、3つの用途に分けられた広い座席構成も展開されている。標準5人乗りのほかに、オプションとして4人乗りレイアウトを用意。こちらは、センターコンソールで2つに分けられた個別の後部座席となっている。

その他にも、ダークティントダイヤモンドブラッシュドアルミニウム仕上げトリムが新たにオプションとして仲間入りしている。複雑なプロセスを介すことで、現代的な3次元効果を実現することに成功した。

* * *

2015年に初代モデルが登場して以来、ラグジュアリーSUVとして君臨する「ベンテイガ」。2020年6月30日、さらなる改良を重ねて新しいモデルが誕生した。新しいエクステリアデザインはよりダイナミックな表情へと変化し、インテリアデザインはより上質な空間へと仕上がっている。そのデザインには、ベントレーならではのラグジュアリー性がしっかりと継承されていることも理解できただろう。

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