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クルマで行きたい、富山の旅館

北陸三県の内1つに数えられる富山県。立山のアルペンルートを始め、五箇山、黒部峡谷といった人気の観光地も揃い、ホタルイカや白エビ、冬の寒ブリといった海の幸も豊富だ。そんな富山県の観光に欠かせないのが、旅の疲れを癒してくれる宿。今回は、富山県にある、車で行きたい憧れの旅館を紹介する。

黒部・宇奈月温泉 やまのは

北陸自動車道黒部ICより、車でおよそ20分。高速を降りて、T字路の信号を右折。宇奈月温泉方面へ道なりに進み、温泉街の踏切を渡ろう。その先およそ100メートルほどに『黒部・宇奈月温泉 やまのは』は建っている。

宇奈月温泉は、元々大正時代に黒部川電源開発が発端となって開かれた温泉郷。現在では、富山県内でも屈指の湯治場として知られている。

この宿の大きな魅力の1つが、宇奈月温泉でもトップクラスの大きさを誇る大浴場だ。黒部峡谷の絶景を望む展望露天の棚湯は、湯殿に棚田状の段差を付けた。各段それぞれから異なる黒部の景色を見ることができ、180度の大パノラマの中にはトロッコが走る新山彦橋も。弱アルカリ性で肌に優しい宇奈月の湯を、和モダンな空間でゆっくりと。

また、食事は北陸富山の山海の幸をバイキング形式で。目利きが厳選した新鮮魚介を始め、旬の野菜を使ったメニューがオープンキッチンスタイルで提供される。味はもちろんのこと、目にも楽しいレストランには京都水族館が監修したという円柱水槽も設置されている。

食の宝庫・富山の味覚を、和気あいあいとした雰囲気の中、心行くまで堪能しよう。

黒部・宇奈月温泉 やまのは

アクセス:北陸自動車道黒部ICより、車でおよそ20分
引用: 黒部・宇奈月温泉 やまのは 公式サイト

鳥越の宿 三楽園

北陸自動車道砺波ICより、国道156号線を経由して8キロ。『鳥越の宿 三楽園』は、岐阜県の北部から富山県西部を流れる庄川で、渓谷の温泉地として知られている庄川温泉郷に佇む宿だ。

大正13年に創業した料理旅館を前身とし、2016年発行のミシュランガイド・富山石川では4つ星、最上級の快適評価を獲得している。欧米文化が流入した現代においても、日本独自の文化が詰まった旅館だ。

庄内峡に面した客室からは、春の桜、夏の深緑という風に四季で映ろう景色を楽しめる。都会の喧騒から切り離された生き生きとした自然が旅の疲れを癒してくれるだろう。

竹や葭簀に網代を用いた天井、遊び心に満ちた三和土など、名工の技術が細部に宿る本館客室を始め、照明や色彩にもこだわった別館客室。和空間建築デザイナー・松葉啓氏が手がけた露天風呂付デザイナーズルームが、ゲストを癒しのひと時で包み込んでくれる。

また、温泉は全国的に見ても珍しい成分が違う2つの濁り湯だ。白濁色の炭酸水素塩泉は、美肌の湯としても名高い白濁色の湯。もう一方は、鉄分を多く含んだ赤茶色の湯だ。豊富な湯量を誇る2つの温泉に、ゆるりと身を任せてみよう。

鳥越の宿 三楽園

アクセス:北陸自動車道砺波ICより、国道156号線を経由して8キロ
引用:鳥越の宿 三楽園 公式サイト

お宿 いけがみ

北陸自動車道魚津ICより、車でおよそ20分。『お宿 いけがみ』は、魚津の海を背に山間に佇む、全6室を備えるこぢんまりとした宿だ。

くつろぎと安眠を追求した客室は、いけがみだけのオリジナルデザイン。寝具はもちろん、照明や色彩など細かな部分にまで美しさと清淑を求めた和モダンスタイルを提供している。

夏には蛍が飛び交う「楓」を始め、窓を開けると三尺藤の棚が目の前に広がる「菫」、伝統的な数寄屋造りが和のくつろぎを演出する「葵」など、個性的な部屋が揃う。

館内の温泉は、慶応3年より開湯150年を数える北山鉱泉の源泉だ。さまざまな伝承が伝えられるこの湯は北山の霊水とも呼ばれている。肌ざわりの滑らかな湯が身体を芯から温め、湯冷めしにくいのも北山鉱泉の特徴。湯治場の面影を残す歴史の湯を、24時間いつでも堪能できる。

また、料理は富山が誇る自然の恵みをふんだんに、盛り付ける器にもこだわった会席料理だ。新鮮な鰤やホタルイカ、白エビといった絶品海鮮はもちろん、旬の食材をふんだんに用いる。料理人が丹精込めて生み出す和の会席は、和の真髄だ。

お宿 いけがみ

アクセス:北陸自動車道魚津ICより、車でおよそ20分
引用:お宿 いけがみ 公式サイト

* * *

県内屈指の湯治場で、広大な棚湯を満喫できる旅館を始め、ミシュランガイドでも最高評価を受けるなど、一度は泊まってみたい旅館が集まる富山県。富山県観光の際は、憧れの宿でゆったりとした休日を過ごしてほしい。

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