東名高速道路名古屋ICより、広小路通を西に。車でおよそ15分の場所にある『酒井屋』は、覚王山西泰寺の参道に建つ旅館だ。この覚王山西泰寺は、日本で唯一の無宗派の寺院。釈尊の遺骨を納めている日泰寺の門前町として知られている。
そのお膝元で、日泰寺が建立された1904年から時を経た1930年に創業した酒井屋は、名古屋エリアでも指折りの老舗である。
名古屋駅まで地下鉄で15分という立地であり、名古屋観光の拠点としても最適。大型車でも問題ない駐車場を11台完備しており、マイカーの入庫も心配ない。
客室は、16部屋の和室と2室の洋室を備えている。洋室は、1人旅にも使いやすいシングルタイプとなっており、和室は畳敷きのシンプルなインテリアだ。
また、毎日献立が変わるボリュームたっぷりの夕食と、ご飯に味噌汁、焼き魚といった日本ならではの朝食も嬉しい。朝食は、お願いすれば早朝にも用意してくれるため、参道の散歩前にしっかり腹ごしらえだ。
館内には、イギリス製のビンテージラジオや年代を忍ばせるタイプライター、昭和初期の電話機に古備前の壺など哀愁漂う調度品が。主人自ら焙煎する香り高いコーヒーを飲みながら、珍しい品々を眺めるのも楽しい。