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西の京とも称される美しい町並み…クルマで行きたい、山口のグルメスポット

本州の南西部にあり、中国地方に属する山口県。その美しい町並みは、西の京とも称され、多くの観光スポットにも恵まれている土地だ。

今回は、そんな山口県にある車で行きたい絶品グルメスポットを紹介する。

たかせ 川棚本館

山口県全域で郷土料理として親しまれているのが、瓦そばである。その名の通り、熱くなった瓦の上に茶そばと牛肉、錦糸卵に海苔などを盛り付けた料理だ。瓦の熱で焼き目が付いた茶そばを、具材と一緒に麺つゆに浸して頂く。焦げた茶そばの香ばしさが堪らない1品である。

特に、下関市にある川棚温泉の名物となっており、『たかせ 川棚本館』がその発祥とされている。創業者である高瀬慎一氏が、西南の役で薩軍の兵士が戦いの合間に瓦を使って肉や野草を焼いて食べていたという話を聞き、1962年に独自の製法で瓦そばを生み出したという。

中国自動車道小月ICより、車でおよそ20分。豊浦町大字川棚に店舗を構えるたかせ本館の瓦そばに用いる茶そばは、京都産の宇治抹茶と北海道産のそば粉を練り合わせた豊かな香りが特徴。

秘伝のレシピで作られる甘めのつゆと、下関安岡産のねぎがその風味を一層引き立ててくれる。クラシカルな雰囲気が残る建物の中、ゆっくりと落ち着いて頂く元祖瓦そばはわざわざ足を運ぶ価値がある。

たかせ 川棚本館

アクセス:中国自動車道小月ICより車でおよそ20分
引用: たかせ 川棚本館 公式サイト

酒井商店

山口県を代表する海産物がふぐだ。特に、下関を訪れてふぐを食べない手はないだろう。下関の南風泊市場には、日本全国で水揚げされる全体のおよそ8割にも及ぶ量のふぐが集められる。水揚げされるふぐの量自体は少ないが、ふぐの集積地として栄えた場所なのだ。

市場での取引の方法は、袋競りと呼ばれる独特なモノ。毎年の9月に始まるシーズンと年初の袋競りの光景は、メディアでもたびたび取り上げられるため目にしたことがある人も多いのではないだろうか。

下関名物、高級魚・ふぐの老舗として知られているのが創業80余年を数える『酒井商店』だ。昭和初期に創業した酒井商店は、下関におけるふぐ問屋の最古参。伝統工芸品であるふぐ提灯も酒井商店の初代が生み出したものだ。

取り扱うふぐの品質はお墨付きで、2006年と2017年には皇族・宮家にとらふぐ料理を献上した実績もある。そんな酒井商店の当主が、ふぐの食文化をしっかり残していきたいと、リーズナブルな価格でふぐ料理が味わえるよう問屋の2階で営業するのが『ふく処 さかい』だ。

中国自動車道下関ICより、車でおよそ10分。ここでは、定番の「ふぐ刺し」に始まり「ふぐちり」。カマや口、ノドといった部分の「唐揚げ」など、極上のふぐ料理を堪能できる。

酒井商店

アクセス:中国自動車道下関ICより車でおよそ10分
引用:酒井商店 公式サイト

食在周防 あらかわ

山口県の南東部。柳井市より橋が架かった周防大島周辺は、大畠瀬戸の渦潮と呼ばれる潮流が流れている。ここで水揚げされる珍しい魚介が瀬戸貝だ。

毎年10月ごろよりシーズンを迎える瀬戸貝は、干潮となる時間帯に漁獲される。その漁獲量は年々減少傾向にあるとされ、柳井市を中心に周辺の市町村でしか味わえない珍味だ。

見た目はフランス料理などに用いられるムール貝に非常によく似ており、細長い形状の2枚貝。身は鮮やかなオレンジ色で、ムール貝より柔らかな触感だ。バター焼きや炊き込みご飯の具材としてもピッタリな貝である。

この瀬戸貝を使った郷土料理を得意とするのが、『食在周防 あらかわ』である。山陽自動車道玖珂ICより、車でおよそ30分の場所に位置している。特に、名物の「瀬戸貝の釜飯」は瀬戸貝のダシと風味がご飯に染み出て絶品。釜飯以外にもスキヤキや焼き物など、瀬戸貝を使ったメニューが並ぶ中、「みかん鍋」や「じんだ」といった周防エリアならではの郷土料理も揃えている。郷土料理ならではの奥深い味をおなか一杯楽しもう。

食在周防 あらかわ

アクセス:山陽自動車道玖珂ICより車でおよそ30分
引用:食在周防 あらかわ 公式サイト

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山口県を代表するご当地グルメ・瓦そばを始めとして、極上のふぐ、全国的にも珍しい瀬戸貝など、多くのご当地グルメに溢れる山口県。だがしかし、今回紹介しきれなかった郷土料理やいわゆるB級グルメは他にもまだまだ存在している。

車で山口県を訪れた際は、是非とも山口県ならではの味を堪能ほしい。

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