最近では、日本国内外からの観光客も多いことで知られている四国エリアは、芸術や食べ物、リゾート地としても有名だ。そんな四国エリアの初日の出が拝めるおすすめスポットを紹介しよう。
なぜ初日の出見にいくの…?
昔から初物は縁起が良いと言われており、初夢、初物、初日の出などある。
初日の出は、1月1日(元旦)の日の出のことで、日本では1年で最初の夜明けで『めでたい』『縁起が良い』とされ初日の出参りを行う人が多い。
初日の出は日本古来からのいわれであり、“四方拝”という天皇の元旦の儀式が始まりで、それが庶民の間に現在の形で広まり、“初日の出を拝む”という習慣になった。
四方拝とは、毎年1月1日(元日)の早朝、年始を祝うものであり、宮中・神嘉殿の南庭で天皇が天地四方の神祇を拝する儀式であり、全国に広がったのは明治以降とされていて、非常に歴史深いものだ。
紫雲出山(香川県)
香川県にある紫雲出山は「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 日本編(詩歩著書)」に選ばれたことで注目を集めている。標高は352m、山頂までは約30分ほどで到着する。山頂からは瀬戸内海を一望でき、北側は瀬戸の島々、南側には四国山地を360度見渡すことができ、絶景の初日の出を拝むことができる。
【所在地】香川県三豊市詫間町大浜
蒲生田岬(徳島県)
蒲生田岬は、四国最東端の岬となり2010年9月に岬の風や波をテーマにした石のモニュメントが設置され、モニュメントの真ん中にくり抜かれたハート形の空洞からは水平線や伊島の島を望むことができる。水平線から昇る初日の出は圧巻だ。
【所在地】徳島県阿南市椿町蒲生田1
糸山公園展望台(愛媛県)
展望台までは駐車場から歩いてなんと3分の場所にあり、小さな子どもがいる人でも気軽に行けるようになっている。世界初の三連吊り橋である来島海峡大橋と日本三大急流の来島海峡を望むことができ、遠くに見える島々と来島海峡大橋越しに昇る初日の出を拝むことができる。
【所在地】愛媛県今治市小浦町
桂浜 (高知県)
高知県を代表する初日の出スポットとしても知られており月の名所としても名高い。桂浜の龍馬台地には坂本龍馬像があり、全国の龍馬ファンが訪れるほどだ。太平洋から昇る初日の出は海と空を真っ赤に染め、幻想的な景色を望むことができる。
【所在地】高知県高知市浦戸
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今回紹介した初日の出スポットは一部にすぎない。四国は日本の主要4島の中で最も小さい
とされているが、初日の出スポットはまだまだたくさんある。自分だけのお気に入りスポットを見つけてみるのもおすすめだ。
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